こんにちは。グリー行政書士事務所の酒井です。
この記事を見ているあなたは
- 「在留カードを更新したいけど、いつからできるの?」
- 「古い在留カードはいつまでに更新すればいいの?もうすぐ期限が切れそう…」
という方がほとんどなのではないでしょうか。
なかには、
「在留カードの期限が切れちゃった…」なんて方もいるかもしれません。
日本での生活が当たり前になってくると、在留カードの期限はついつい忘れがちですよね。外国人個人に関わらず外国人を雇っている事業者さんも同じ悩みを持たれているのではないでしょうか。
在留カードの期限が切れてしまうと母国に強制送還ということにもなりかねません。まずは自分の在留カードをチェックをして期限を確認してみましょう。
この記事は、行政書士の私が「在留カードの期限について」シンプルに分かりやすく解説していきます。
<本記事の内容>
・在留カードの更新はいつから可能なのか。
・在留カードの期限が切れている場合の対処法
在留カードの更新は、期限の3か月前から
在留カードの更新申請は、期限の3か月前から出入国管理局にて受付をしています。
あなたの在留期間を確認して「何月になったら更新しに行こう!」とスマホ等にメモしておくことをおすすめします。万が一うっかり更新を忘れてしまった…とならないようにしっかりと管理しておきましょう。
また、前回の申請からあなたの活動内容が変わっている場合は、更新とは違う申請(変更申請)もしないといけなくなり新たに書類集めが必要になるなど、更新に時間がかかってしまうこともあります。
従って、更新期限から4~5か月前から申請書類の一覧を調べるなど、少しずつ事前準備を始めることをお勧めします。
繰り返しになりますが、万が一更新期限に間に合わなかった場合は帰国させられます場合があります。
在留カードの更新に必要な書類一覧
ここでは在留カードの更新に必要な書類リストをまとめています。ただし、先ほどもお伝えした通り人によっては追加資料などを求められる場合もありますのでご注意ください。
<在留カードの更新に必要な書類一覧>
- 申請書(ダウンロードはこちら)
- 写真
・16歳未満の方
・中長期在留者でない方
・3か月以下の在留期間の更新希望
の場合は写真は必要ありません。 - 日本での活動内容に応じた資料
- 現在の在留カード
- 資格外活動許可書(同許可書の交付を受けている者に限ります。)
- 旅券又は在留資格証明書
※旅券又は在留資格証明書を提示することができない場合は、その理由を記載した理由書 - ・身分を証する文書等
※申請取次者が申請を提出する場合
以上7項目になります。
これは、2022/8/22時点の法務省のページより抜粋しました。
詳しくは下記URLをご確認ください。
在留期間更新許可申請 | 出入国在留管理庁 (moj.go.jp)
在留期間が切れている場合の対処法
次に、「在留カードの期限が既に切れている場合」の対処法をご紹介します。
在留カードの期限が切れている事に気づいたときは、速やかにお近くの出入国管理局に出頭してください。従業員としてお勤めされている場合は、会社の代表や人事担当責任者に同席してもらいましょう。
素早く適切に対処しなければ、オーバーステイで「不法滞在」となり出国しなければならない可能性が高いです。その場合は原則1年間は日本に入国できません。
しかし期限が切れてから2か月以内に出頭した場合、更新を認められるケースがもあります。しかしこの場合でも、簡単には許可が降りず提出書類を山ほど求められます。「なぜ遅れてしまったか」の経緯や理由等を細かく書面で証明する必要があるからです。
書類提出後に万が一在留資格の更新が不許可になった場合は、やり直しが効かずこれ以上日本に留まることが出来なくなり強制送還という流れになりうるので慎重に書類を集めをしてください。
まとめ:5か月前から準備をし、3カ月前になったら申請しよう。
いかがでしょうか。
在留カードの更新は3カ月前から更新可能です。しかし在留カードの更新は思ったより時間がかかってしまうことが多いです。
余裕を持った申請があなたに身分を守ることに繋がっていきます。
まずは、あなたの在留カードの期限を確認して余裕を持ったスケジュールを立ててみてください。